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とらすとーる

SE×FPの他愛もない雑記。

R-SIMを使っていると圏外表示に…圏外病を理解し、対処しよう

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R-SIMシリーズのいわゆる「SIM下駄」でSIMロック解除をし、格安SIM(MVNO)を利用していると、ふとしたタイミングで圏外になることがあります。

このとき、docomoの端末を使わないと復旧できない症状は「圏外病」と呼ばれます。

しかし、圏外になったら当然に圏外病になっているわけではありません。

ここをきちんと理解していないと復旧に無駄な手間がかかったり、全然復旧できなかったりします。

では、SIM下駄を使って圏外になった時、どうすれば正しく判断して対処できるのでしょうか?

そのポイントをiPhoneを例にお伝えします。もちろんiPhone以外でも同じです!

SIM下駄の仕組み

そもそもSIM下駄を使うとどうしてSIMロックが解除されたかのようにauやSoftBankのiPhoneが通信できるのでしょうか?

ここからは憶測ですが、大きく間違ってはいないはずです。

まず、SIM下駄はauやSoftBankのiPhoneなどの端末とdocomoのSIMの間をつなぐアダプタの役割を果たしています。

正常に通信できている場合、まずdocomoのSIMはdocomoの電波を捉えます。

その電波をSIM下駄が一旦受け取り、あらかじめ設定しておいた端末の機種に合わせたデータに変換します。

SIM下駄を使用する時、こんな設定をしませんでしたか?

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これがまさにデータの変換方法を設定する画面なのです。

そして、SIM下駄は端末のSIMロックを回避できるような形にデータを変換して端末に渡します。

例えばauのiPhoneでSIM下駄を使用した場合、iPhoneが受け取ったデータは「SIMはauだけど、電波はdocomoだよ」という仕様になっているはずです。

圏外病になったときの動作

ところがauのiPhoneはSIMに対してauの電波を捉えるように制御することがあります。

するとSIMはauの電波だけをキャッチするモードになります。しかしこのSIMカードが対応しているのはdocomoの電波だけ。SIMカードはauの電波を拾おうとするのですが、その電波を認識できないのです。

その結果、圏外病になります。

SIMに問題があるので、その下のSIM下駄や端末で頑張りようが無いのです。

圏外病の対処にdocomoの端末が必要な理由

SIMカードはauのiPhoneの制御によってauの電波を拾おうとします。この仕様を利用して、docomoの端末で制御することによってdocomoの電波を拾わせることができます。

だから圏外病の対処にdocomoの端末が必須なのです。

圏外病かどうか一発で判定する方法

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SIM下駄を使っていてiPhoneが圏外になったとき、まずは圏外病かどうかを自分で診断しなければなりません。

この時に利用するのが機内モードです。

機内モードを仕様すると一旦データ通信をリセットすることができます。ここでリセットできるのはiPhoneの動作だけです。

このため、SIM下駄、あるいはSIMカードが正常に動作していた場合、原因がiPhoneにあるので、圏外病で無ければこれで復旧できるはずです。

機内モードをOFFにして電波を拾うことができれば圏外病じゃなかったね、ということで解決できるのですが、これで治らなかった場合は圏外病になっている確率が高いです。

圏外病の正しい対処方法

圏外病になった場合、SIMカードをdocomoの端末に移動する必要が有るため、iPhoneからSIM下駄とSIMカードを取り出す必要があります。

このとき、SIMカードには設定情報が保存されていますが、SIM下駄に設定した情報は消えてしまうことに注意してください。

1. docomoの端末にSIMを入れてネットワーク設定を直す

まずはSIMがdocomoの電波を拾えるようにします。

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2. SIM下駄をセットして、iPhoneにSIMカードを戻す

SIMカードが直ったら、次にiPhoneにSIM下駄とSIMカードを再び挿入します。

この時、SIMカードは直っていますが、SIM下駄は初期化されていることに注意してください。

この時のiPhoneの画面は

  • アクティベーションが必要です
  • 圏外
  • キャリア不明の電波をキャッチ

のいずれかの状態になっているはずです。

アクティベーションが要求されたらアクティベーションしてあげてください。最悪このタイミングでSIM情報が変更されて再び圏外病になってしまう可能性がありますが、そうなったらまたSIMカードをdocomoの端末に入れて直してあげてください。

圏外、もしくはキャリア不明の電波をキャッチした場合はSIM下駄の設定をやり直した瞬間、docomoの電波を捉えることができます。

場合によってはまた一瞬で圏外病になってしまうかもしれませんが、焦らず上記の診断をやってみて、圏外病だと判断できたらまたSIMカードをdocomoの端末に入れて直してあげてください。

圏外病を直したはずなのに直らない場合

圏外病になってしまったSIMをdocomoの端末に入れて電波を掴み直し、さぁこれで直るはず!

と思ってもうまく直らないパターンが2種類あります。

  • 一瞬で再び圏外病に戻ってしまう
  • SIMを挿入しているのに「SIMなし」のまま

そんなときはSIMを抜いて、そのままiPhoneを再起動しましょう。

その後再びSIMを挿入すれば直ります。

ただし、再び圏外病になってしまった場合ははまたSIMをdocomoの端末に入れて電波を掴み直しておく必要があります。

手順は以下の通りです。

  1. 再度圏外病になってしまったiPhoneからSIMを取り出す
  2. 再び圏外病になった場合はSIMをdocomoの端末に入れて電波を掴み直す
  3. iPhoneを再起動する
  4. 再起動完了後、iPhoneにSIMを挿入する

まとめ

初めてSIM下駄を使った時や、圏外病になったときは適当にやってもなかなかdocomoの電波を拾うことができません。

仕組みを知っているのと知らないのとでは冷静な対処ができるかどうか、あるいは対処の速さに大きな差ができます。

自己責任でSIM下駄を使っている以上、その仕様をよく理解して上手に使いこなしてください。

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