いい人脈が成功に必要というフレーズは誰かしらどこかで聞いたことがあると思います。それくらい人脈が重要ということです。
するとみんな人脈が大事と思って行動するのです。これはその人が金持ちになりたいとか成功したいとか思っていなくてもです。
例えば、自分が新しいクラスや新しい部署などの新しいコミュニティに入ったとします。するとみんなはこう思っているわけです。
人脈を広げるチャンスだ!ここにいる人にできるだけ多く顔を売っておこう!
特にその場に自分より立場が上な人、例えば先輩や上司なんかに一生懸命挨拶をするわけです。
でもそれってただ媚を売ってるだけで、そんな人脈を作ったところでそれは自分を虎の威を借る狐にしています。
本当に必要な人を引き寄せる頭のいい人脈の作り方とはどんなものでしょうか?
人脈を広げようと思っている時の心理
この様にして多くの人と知り合って、仲良くなって、いい人間関係を築こうとする姿勢は大変素晴らしい物だと思います。一方、その裏側で誰もが自己の重要感を満たすためにこんな気持ちを抱いてしまうのではないでしょうか?
- また人脈が1つ広がった!自分の存在が少し大きくなった気分!
- 自分よりも有力な人間と繋がれた!この人と知り合いな自分に満足!
- 目上の人と繋がった!これで何かあっても助けを求めやすくなる!
要は自分に足りていないと感じている部分をその人に満たしてもらおうと思ってしまうのです。ここまでを一瞬で感じてしまうのはほとんど必然かと思います。あまり良い感情ではないかと思いますが人間のしょうがない部分だと思います。
ここで考えが止まってしまったらこの出会いが勿体ないと思うのです。本当のいい人脈はここからどう考え、行動するかでできあがっていくのだと思います。
人脈作りなんてやめちまえ! ビジネスの基本は「人助け」だ | ライフハッカー[日本版]
こちらの記事でも「人脈作り」を自己中心的に解釈しているところに問題点があることを挙げて、どう改善するかを提案しています。
本当のいい人脈とは?
いい人脈というのは、誰と繋がっているか、というのはもちろん大事ですが、それ以上に信頼されるかが大事です。つまり、本当のいい人脈とは、誰と付き合うか以上に、信頼される、信頼できると思われることでできるのです。信頼されるには、その相手に豊かさと幸せがもたらされることを願うのです。相手に自分の足りない部分を満たしてもらおうと思うのではなく、相手が幸せで豊かになれるように行動しよう、与えようと思うのです。
誰か新しい人に会うとしよう。そうすると君は心の中でつぶやくのだ。『この人と出会えて自分はなんて幸せなんだろう。この人のもとにたくさんの幸せとたくさんの豊かさが雪崩のようにやってきますように』と、祈りながら人に微笑みかける。
そして、最後にその人と別れるときにも同じことを願う。これが人間関係のいちばん大切なことだ。
そしてこの姿勢を持って、行動するのです。
「今この人は何をしたら喜ぶかな?」と考えながら行動を決めます。
相手にとってメリットになること、自分にとってメリットになること、そして第三者にとってもメリットになることを考えながらすべての行動を決めなさい。それができるようになれば、何をやっても成功できる。
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まとめ
結論から言えば、人脈が欲しければ先に与えることが必要だということがわかります。
出会う人すべてに自分から何かしてあげる、助けてあげることで人とのつながりが生まれ、いわばそのご褒美として人脈を手に入れることができるのでしょう。