自分を成長させることを考えたとき、人によってどの分野あるいは能力を伸ばすかは変わってきます。
逆に言えば、どの分野、能力を伸ばすかは本人が決めていいことだと思います。ゲームの世界だと、例えばレベルアップしたとき能力値みたいなものが与えられて、それを好きなステータスに振っていいですよ、みたいな理屈です。
ポケモンでもそうですよね。ポケモンには努力値というステータスがあって、トータルの値は決まっているけどその枠の中なら好きなステータスに数字を割り振っていいんです。
現実世界も同じように、自分の伸ばしたいステータスに努力値を振っていいはずです。もちろん実際には伸ばしたいステータスに合わせて行動を合わせる必要があります。
一方で、何をやるにしてもその量を評価する指標として時間という数字があります。
現実世界のステ振りは時間ベースで考えるべし
「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。なぜ好きなことは上手になっていくのでしょうか? それはずっと続けられるからだと思います。
続けられるということはそれだけ時間をかけているということです。つまりかけた時間に比例して能力は上がっていくということがわかります。
とするとゲームにおけるステ振りは現実世界においては時間配分ということになります。
どうやって能力アップをするか?よりも先に、その能力アップのためにどれだけ時間を作れるか?を考えます。
時間の割り振りを考える
先に述べたように、かけた時間に比例して能力は上がっていきます。ということは時間はかければかけるほどいいのですが、現実問題そうはいきませんよね。
どこまで能力を上げたいですか? そのゴールによって割り振るべき時間の総量が変わってきます。目安をいくつかご紹介しましょう。
プロフェッショナルレベルを目指すなら1万時間
『天才! 成功する人々の法則』によると"プロフェッショナルのスキルを身につけるためには1万時間が必要"と書かれています。
1万時間がどれくらいかというと、1日8時間、土日祝を休みにしたとして約5年です。プロを目指すということはそれを生業にするわけですから、伸ばしたい能力と仕事が一致する企業に就職するのが一番良さそうです。実務経験と実績も手に入って一石二鳥です。
- 作者: マルコム・グラッドウェル,勝間和代
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/05/13
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それなりに役立つレベルなら20時間
転職するほどでもないけど、それなりにできるようにはなりたい。そんなレベルであれば20時間だと『たいていのことは20時間で習得できる 忙しい人のための超速スキル獲得術』に記されています。
1日2時間、スキルアップの時間を作れたとして、10日でそれなりのレベルになれます!すごくないですか?
といってもコツがあるようです。
「習得したいスキルをできるだけ小さなパーツに分解し、そのうち特に重要なものを見極め、まずそれを意識的に練習する」
この本についてはより詳細に解説してくれている記事があるので、そちらをご紹介します。
時間の振り分けが簡単にできるスマホアプリ
能力アップのために、1日あたりどれくらいの時間を割り振ればいいかがわかったら、スケジュール帳を開いて空いている時間に能力アップの予定を入れればいいです。これが簡単にできるスマホアプリが「Google カレンダー」です。
ゴールの使い方
ゴールの使い方はとっても簡単、まず画面右下の「+」を押して、ゴールを選択します。
次に、ゴールのジャンルを選択します。
そして、ゴールの内容を選択します。カスタムで自分が考えたタイトルのゴールの内容を作ることもできます。
次は頻度を選びます。
その次は時間。
そして都合のいい時間。午前、午後、夕方はそれぞれ8時間ぐらいあるイメージです。午後は日中、夕方は日没以降と考えるとちょうどいいです。
あとはアプリが最適な時間にスケジュールを組んでくれます。
まとめ
漠然とした目標もしっかり計画に落としこむことでかなり現実味を帯びてきます。
伸ばしたい能力、達成したいレベル、それにかける時間、スケジュールまでを順番に考え、計画通りに実行することで夢は実現できるはずです。