とらすとーる

SE×FPの他愛もない雑記。

初心者こそ知っておくべきブログを書くことのメリットと注意点

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僕がブログというものを知って、書くようになったのは2008年のことです。

それから毎日更新する時期があったり、まったく更新しない時期があったりもしましたが、ブログを続けていく中でメリットもあればデメリットもあるなぁと感じます。メリットとデメリットがあるのはなんでもそうだと思いますが。

そこで、ブログを書くことのメリットとデメリット、というか注意点みたいなものをまとめてみようと思います。

ブログを書くことのメリット

ブログを書くことのメリットってそのまま「なぜブログを書くのか」という問いの答えになると思います。そしてそれは人それぞれ、ブロガーそれぞれなんだと思います。

それでは、僕にとってのブログを書くことのメリットは何なのかをお話します。

自分の言いたいことを書ける

ブログというのはTwitterなどのSNSに比べてもよりコミュニケーションが一方的なサービスだと思います。基本的にブロガーが発信する一方で、読者の方が発信するのはブロガーが書きたいことを書いた後のコメントになる上にコミュニケーションもそんなに頻繁に発生しないと思います。

こんなに一方的に言いたいことが言える場ってそうそう無いと思います。もちろん読まれる前提で書くので読者の存在を無視しているわけではないため、より正確には自分の好きな話題を選択できるということになるでしょうか。

現実世界で会話をする時は「相手の話題」

ブログで自分の話したいことを書く一方で、直接人と話をする場合、僕は相手を会話の主役にするように心がけています。相手にとって関心のあることを話題にするようにしています。こういう姿勢でコミュニケーションをするようになったきかっけは『人を動かす』と『初対面の3分で誰とでも仲良くなれる本』を読んだことです。

中でも心に響いた一節をご紹介します。

話し上手になりたければ、聞き上手になることだ。興味を持たせるためには、まず、こちらが興味を持たなければならない。

相手が喜んで答えるような質問をすることだ。相手自身のことや、得意にしていることを話させるように仕むけるのだ。

…あなたの話し相手は、あなたのことに対して持つ興味の百倍もの興味を、自分自身のことに対して持っているのである。

人を動かす 新装版

人を動かす 新装版

人を動かす 新装版

 

人を動かす』を読んでから話題にはかなり気を遣っています。自分の話したいことをぐっとこらえて、相手のことを質問したり、相手が関心を持ってそうな話題を振ったりするようになりました。

実際にいろいろと試していく中で、ほんとうに大事なのはテクニックではなく、「普段からのちょっとした『心がまえ』や『気配り』を継続させること」であり、それは「今、目の前に相対している人をいちばん大事にすること」だと確信を得ました。

初対面の3分で誰とでも仲良くなれる本

初対面の3分で誰とでも仲良くなれる本

初対面の3分で誰とでも仲良くなれる本

 

「ただ相手のことを話題にするだけではいけない」ということに気づかせてくれたのが『初対面の3分で誰とでも仲良くなれる本』でした。もっと人を大切にできる人にならないといけないなぁと感じる本でした。

外とブログで話題を使い分ける

話が少しそれてしまいましたが、現実世界で相手のことを話題にできるのはブログで自分の話したいことを書いていることで余裕があるからだと思います。

ブログを書いているから現実世界で聞き手に回れる一方で、聞くことばっかりで話したくなったらブログに書く。そうすると気持ち的にもスッキリします。

情報を処理する力が身につく

ブログを書いていると必死でネタを探すようになりますから情報収集のモチベーションが高いです。

最近はこちらのエントリーで紹介されているPocketとEvernoteを活用した情報処理ノウハウを実践しています。このノウハウは習慣化に成功し、ブログネタのストックも増えて書くほうが追いつかないようになりました。

tonari-it.com

tonari-it.com

また、入手する情報はブログに書くことを前提に読むので、ただ読むだけよりも1つ枠を広げて読むことができるようになります。入手した情報に自分ならどのような付加価値をつけるか?ということを考えるので、ブログを書くときの時間を短縮することができます。

また、文章の書き方も読むことで身についていくのではないかと思います。書き方は真似しながら学ぶという感じです。

文章を書く力を養える

先程も書きましたが、ブログを書くことで文章を書く力を養うことができます。

僕はブログとは言え、読者の立場に立って読みやすくわかりやすい文章を書くことを心がけています。

僕は大学院で修士論文を書いて以降、ブログ以外で文章を書く機会はさっぱり無くなりました。とは言え、書くことにとどまらず、わかりやすく表現する力は必要になると思うので鍛えておいて損はないスキルかな、と思います。

例えばなんでもかんでも漢字で書くのではなく、あえてひらがなを使うというのも使えるテクニックの1つです。

www.huffingtonpost.jp

行動の幅が広がる

どんな情報でもインターネットで簡単に手に入るこの情報時代、最も価値があるのは体験・経験した情報だろうと思います。これらの体験価値は情報の信憑性を高め、情報に説得力を持たせることができます。

ですから、ただ自分が持っている知識だけでは情報として弱く、実際にその知識を活かした体験や経験が知恵という強い情報になるのだと思います。

するとブログに書くなら知ってることよりもそれをやってみた結果の方がよさそうです。何より知識だけの情報はもうインターネット上にあふれていますから今さら自分が書いたところでしょうがないのです。

そのため、行動しなければ、と思うようになり、自分の行動の幅が広がります。行動力が身につくとも言えます。

報酬が発生する

ブログは趣味でやるとしても、他の趣味と異なって消費ではなく創造する趣味です。つまり、厳密にはありませんが、誰かにとってのお客様ではなくむしろ提供する側の人間になります。

ブログにはGoogle AdSenseをはじめとしたアフィリエイトを設置することが可能で、これにより少なからず収入が発生します。

お金がかかるどころかお金がもらえる趣味ってすごくないですか?僕は他にそういう趣味を知らないのであったら教えて頂きたいぐらいです。

このアフィリエイトだけで生計を立てている方もいるのですごい世界ですね。

他のブロガーさんの場合

冒頭でブログを書くことのメリットは人それぞれだとお話しましたが、他のブロガーさんはどう感じているのでしょうか?いくつかご紹介してみたいと思います。

stocker.jp

こちらのエントリーでは

  • ちょっとうろ覚えになっていることをブログにまとめることで、思考が整理できる
  • 仕事につながる、自分をプレゼンするツールになる
  • WordPressMovableType 等の勉強になる
  • 書く習慣をつけることで、文章がうまくなってくる

などが挙げられています。

このエントリーの筆者はフリーランスWebデザイナーらしいので、なるほど職業にリンクしたメリットを感じられているのだなぁと思います。

kosstyle.blog16.fc2.com

こちらのエントリーでは

  • 個人ブランド化
  • モチベーションアップにつながる
  • 情報の記録になる
  • 情報を発信すると情報が集まってくる
  • 自分の成長記録を振り返ることができる
  • 仕事のスキルアップにつながる

 などが挙げられています。

こちらのほうがより一般的なのかなぁと思います。

共通しているのが「自分の成長に繋がっている」ということです。ブログをただ楽しんでいるだけでなく、学びのツールとして利用しているブロガーさんは多いのでしょう。

ブログを書くときの注意点

ブログのデメリットというよりは注意点をまとめてみます。

報酬が発生するのをよく思わない人がいる

報酬が発生するというメリットがデメリットに転じることがあります。ブログでお金を稼いでいるのが気に入らない人が少なからずいてるということです。

こちらのエントリーでも言及されています。

cild.hatenablog.com

確かに現実世界では自分の収入を大っぴらに話す人はそうそういません。ところがインターネットでは不特定多数に自分の収入を公開することが割と普通に行われているように感じます。そういうのが不愉快な人はいてるものです。

お金の力は強力ですから気を付けないといけませんね。

まぁ何をやっても誰からも批判されないなんてことはありえないんですけどね。

批判や非難を少なからず受ける

先程も書きましたが、ブログはインターネットで不特定多数に対して情報発信するのでアクセス数が大きくなれば反対や批判を少なからず受けることになります。これはもうブロガーの運命なので割り切るところかと思います。

p-shirokuma.hatenadiary.com

これはブログに限った話ではありませんが、簡単に多くを手に入れることは危険だと感じます。ブロガーはPVが増えれば嬉しい生き物ですから、特に初心者の方は多くのPVを求めていると思います。はてなブログは他のブログサービスに比べてとてもバズりやすく、ブログを始めてすぐにバズが起きることもあります。このバズのメリットにばかり目がいってそのリスクを知らないとブログの闇に呑まれるのではないかと思います。

僕は大量のPVを得るには少なからず傷つけられる覚悟が必要なのではないかと思います。初心者の方がバズって大喜びした後ほんのわずかな批判で大きなショックを受けて傷ついてしまうことを考えるととても悲しいです。

自分の身の丈にあったPVをもらっていることが一番幸せなのだと感じます。ブログの世界に慣れながらゆっくりとブログを成長させていくのがベストなのかもしれません。

反対や批判の捉え方

反対や批判は無視する、というのも1つの方法だとは思いますが、それでは根本的な解決にはなりません。反対や批判をされたときに傷つく感情に変化がないからです。そこで、反対や批判を恐れず、負けないようになる捉え方をご紹介します。

批判は、単にその人が物事をどう考えているのかという意見表明にすぎないということだ。君の価値とはまったく関係がない

批判の本質は、君が前に進むための向かい風なんだ

ユダヤ人大富豪の教え

ユダヤ人大富豪の教え

ユダヤ人大富豪の教え

 

ネガティブなことも応援と捉えられるかどうかは知性が必要です。これができるようになると人としての器も大きくなるのでしょう。

まとめ

ブログを書くことのメリットと注意点について主観的にまとめてみました。

ブロガーの方には「あるあるー」と共感してもらえたり、ブロガーでない方には「ブログ、やってみようかな」と思ってもらえたりすると嬉しいです。