2015年9月の3週目。読書の秋ですね。今週のお題は「人生に影響を与えた1冊」だそうで。
プロフィールにも書いてある通り、僕の趣味の1つは読書です。
僕に言わせれば人生に影響を与えた本は1冊だけではありません。というか人生に影響を与えなかった本は恐らくありません。
今まで色んな本を読んできましたが、中でも僕の人生に比較的大きな影響を与えたと思う本を10冊厳選してご紹介します。
- 夢をかなえるゾウ2 文庫版 ~ガネーシャと貧乏神~
- ー頭のいい人だけが知っているーお金を稼ぐ読書術ー33歳で3億円をつくったインプット・アウトプット法ー
- ユダヤ人大富豪の教え
- 改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
- 思考は現実化する
- 人を動かす
- まんがでわかる 7つの習慣
- まんがでわかるピケティの「21世紀の資本」
- いぬかみっ!
- おしえて!科学する麻雀
- まとめ
夢をかなえるゾウ2 文庫版 ~ガネーシャと貧乏神~
僕の趣味に本格的に読書を加えた一冊です。とても心に響く一節がありました。
「仕事、お金、人間関係、幸せ……人間の悩みなんちゅうのはいつの時代も同じや。そんで本ちゅうのは、これまで地球で生きてきた何億、何十億ちゅう数の人間の悩みを解決するためにずっと昔から作られてきてんねんで。その『本』でも解決できへん悩みちゅうのは何なん? 自分の悩みは地球初の、新種の悩みなん? 自分は悩みのガラパゴス諸島なん?」
僕はこれを読むまで大体の問題はGoogle先生に尋ねてきました。で、この一節を読んで、「あ、ググってもわからんことや物足りんもんは本読んだらいいんや」と思いました。
そこから読書するようになって驚きました。本にはググっても出てこないことがいっぱい書いてる!、と。さらに本には自分が知りたかったこと以上のことも書いてあるので自分が求めなくても知恵を授けてくれます。ついでにパソコンの画面を見るより目に優しい。
ちなみにこの本のテーマは”お金”です。他にもためになることがいっぱい書いてますよ。単純に読み物としても面白いです。
ー頭のいい人だけが知っているーお金を稼ぐ読書術ー33歳で3億円をつくったインプット・アウトプット法ー
ー頭のいい人だけが知っているーお金を稼ぐ読書術ー33歳で3億円をつくったインプット・アウトプット法ー
- 作者: 午堂登紀雄
- 出版社/メーカー: ビジネス社
- 発売日: 2009/06/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 4人 クリック: 14回
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読書は結局文字を読むことですから、いちいち読書の仕方を教えてもらわなくても字が読めれば誰だってできます。
そこでふと思ったのが「読書するにもうまいやり方があるんじゃないか?」ということです。
そこでブックオフを漁ってみるとありました。読書術の本。
読書は自己投資の一環です。で、自己投資をする目的はただ一つ、お金を稼ぐことです。読書したあとお金を稼ぐことにつなぐにはどうすればいいか? この本にはそんな読書術が書かれています。読書術と書いてありますが本の選び方から教えてくれます。
この本で重視されているのが実践すること。読んだだけで終わらないようにアウトプットしましょう、というかアウトプットが最重要で読書は二の次なんて書いてあります。
僕は読書はすればするほどいいと思っていましたから休日や家に居てるときはずっと読書してましたが、この本を読んでからは通勤時間にしか読まなくなりました。貴重なアウトプット可能な時間を読書に費やすのはもったいないからです。
代わりにアウトプットの一環としてブログに費やす時間を増やしました。このブログにはGoogle Adsenseを貼っているのでお金を稼ぐことにもつながります。一石二鳥です。
あと、読んだ本の内容や感想をアナログで書くようにもしました。読書メモというやつです。
ユダヤ人大富豪の教え
これを初めて読んだのは中学生のときです。朝の読書時間みたいなものがあってそのために学校に持って行ってました。今でもたまに読み返します。
もう10年間ちょくちょく読んでるので「これを読んで人生が変わった!」なんて感覚は全くありませんが継続的に影響を与えてもらってると思います。
これは「幸せな金持ちになる17の秘訣」が書いてある本です。ざっくり言うと、原則となる考え方とスキルを持って自分の好きなことをしなさい、と書いてあります。
これを読んでから自分の好きなことにフォーカスを当てて生きてきました。例えば僕は小学生の頃からパソコンが好きだったので大学は情報系の学科を選択。就職もITがあるところにしました。
ちなみにこの本、就活のときにも重宝しました。志望動機はこの本を片手に書きました。
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)
- 作者: ロバートキヨサキ,白根美保子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2013/11/08
- メディア: 単行本
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『ユダヤ人大富豪の教え』のお金に関する部分をより具体的に教えてくれた本です。
この本に書かれていることは、「金持ちになるには、お金を自分のために働かせることを目指し、資産を増やす」、それだけです。
あわせて読みたいのが『改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント:経済的自由があなたのものになる』。人は収入源によって4種類に分けられるということ、それぞれの特徴とクワドラントの移行方法などが書かれています。
金持ちになりたければお金について学ぶこと。この本を読んでからもっとお金について勉強しないといけないな、と思いました。セミナーとか探して行くようにもなりました、
一方、僕は金持ち父さんシリーズをこれまで数多く読んできましたが、その内容が強烈であるゆえに毒にも薬にもなると感じます。安直に鵜呑みにしすぎると危険かなぁと。
思考は現実化する
なかなか重たい本でした。しかしこの本を読んでから自分の行動がちょっと変わったかなと思います。
まずやりたいこととか目標とかを紙に書くようになりました。で、計画を立てるようになりました。
『思考は現実化する』は引き寄せの法則のように強く思って入れば現実化するよ!なんてことは書いておらず、実現したいことは自分の深層心理にまで深く思った上で、目標を立てて計画を立ててあとはその通りに頑張れ!いい仲間とチームを組むことも忘れないように!と書いてあります。思っているだけで願いが叶うなど現実は甘くないですね。
とは言え思考がテーマの本ですから、自分の思考をうまく使う術がたくさん書かれています。思考さえ制御できればあとは体がついてくる、みたいな感じです。
あとはこの黄金律が心に響きました。
自分がして欲しいと思うことは、何よりもまず他人にそうしてあげることだ
人を動かす
- 作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,山口博
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 1999/10/31
- メディア: 単行本
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『人を動かす』なんて厚かましいタイトルですが。友を作り、影響力を高める方法が書いてある本です。
人間関係の攻略本と言ってもいいと思います。どうやったら人を大切にすることができるか? その答えはこの本の中にあります。
とは言え、読んでしまえば「知ってた」と思うかもしれません。書いてあることなんてすごく今さらで、当たり前のことなんですよ。
人の嫌がることはしない。自分がされて喜ぶことを人にする。
もっと具体的に言えば、批判しない、非難しない、小言も言わない、いい所は心から尊敬して褒める、相手の欲しいものをあげる。
知ってるのにできない、自分より相手を大切にするのはとてもむずかしいです。
ちなみに『人を動かす2:デジタル時代の人間関係の原則』も出版されました。こちらも読みましたが現代ではこちらを読んだほうがいいと思います。SNSの使い方まで書いてあります。
この本の最初の節タイトルは面白いですよ。
「ブーメランを埋めよ」
まんがでわかる 7つの習慣
活字の本ではありませんが、漫画なので繰り返し何回も読めました。
7つの習慣は人間の成長に大切な7つの心がけを体系化した考え方で、自立を達成するための「私的成功」、他人と高度な依存関係を築くための「公的成功」、人間としての外枠を広げていく習慣で構成されています。大事なのは私的成功があって公的成功ができるという順序です。
一人の立派な人間になるには? そのための法則が書かれた本です。
……原作も読まなきゃ。
まんがでわかるピケティの「21世紀の資本」
これまたまんがでわかるシリーズ。初めて読んだ経済学の本です。
『21世紀の資本』は過去のデータを元に経済を分析し、論じた本です。テーマは「格差と分配」。理屈ではなく現実から論じているところが新しいとのこと。
もちろんマクロ経済の話なのでこれを読んで行動したところで経済格差がどうこうなるわけではないです。個人レベルでこの教訓を活かすとなると自分の強みとか適性とかを改めて考えて自分にできることは何か、を知ることがまず1つ。そしてそれを踏まえた上で資本と労働のバランスをどう構築していくのかを考えることだと思います。
僕としてはまず収入源が1つ、それも会社からもらっているもので自分で稼いでるわけじゃないのでこれを増やすこと、収入の2割は投資に回して資本所得を得ること、です。
収入の比率が労働:資本=10:0というのはどう考えてもよろしくないのでまずはここから脱却したいです。
……これも原作読まなきゃ。
いぬかみっ!
突然のライトノベルですが、これも僕の人生に影響を与えた一冊です。
これが初めて読んだライトノベルでした。今でこそライトノベルは読まなくなったものの、この本が僕をオタクの世界に引き込んだきっかけの1つであることに変わりはありませんね……。
これ以降に読んだライトノベルはどうも続かなかったのですが、『いぬかみっ! 』だけはマジで読み始めたら止まらなかったです。アニメも全部見ちゃいました。思えばここからアニメにはまったかもしれません。
おしえて!科学する麻雀
- 作者: とつげき東北,福地誠
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2009/02/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 13人 クリック: 102回
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これは僕も麻雀スタイルに影響を与えた一冊です。
押し引きの基準は大体この本の通りにやってます。この本を読んでからかなり数字を意識した麻雀をしています。いちいち期待値を計算するのは時間がいくらあっても足りないのでやりませんが……。
これを読んだのは麻雀を始めて1年ぐらい経ったでしょうか。読んでから勝率がかなり上がったと思います。
それでもこのゲームはかなり難しいですね。和了れないときの勝ち方がわかりません。
麻雀好きな方は良かったこちらのエントリーもどうぞ。
まとめ
以上、僕の人生に影響を与えた10冊でした。他にもおすすめしたい本はいっぱいあるのですが、全部書いちゃうとグダグダになるので絞りました。ビジネス書や自己啓発書が多いですね。いい加減自己啓発書から卒業したいです。
これは持論ですが、本っていうのは自分が抱える問題を解決するためのツールだと思うんですよ。だから「なんかおもしろそうな本」とか言って本を買わないようにしています。そうやって本を買っちゃうとまんまとマーケティングに乗せられてるだけだと思ってしまいますし、多分行動にも繋がりにくいかと。
もちろん小説とか楽しむことを目的に買うのは全然アリですけどね!
このエントリーをきっかけに本を読んでもらってあなたの人生が少しでも豊かになれば幸いです。