人々が経済的に苦しんでいる理由は、何年も学校に通いながら、お金について何も学んでいないことにある。学校で、人はお金のために働くことを学ぶ。だが、お金を自分のために働かせることは知らないままで一生を終わる。
ロバート・キヨサキ
ロバート・キヨサキがこれまでに記してきた「金持ち父さんシリーズ」の中のいたるところに登場するキーワード、ファイナンシャル・インテリジェンス(ファイナンシャルIQ)。日本語で言うと「お金の知識」です。
ところで、ファイナンシャル・インテリジェンスの本質とは何でしょうか?
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今回はこのファイナンシャル・インテリジェンスというものの概念を整理します。
- ファイナンシャル・インテリジェンスの定義
- ファイナンシャル・インテリジェンスの必要性
- ファイナンシャル・インテリジェンスの恩恵
- ファイナンシャル・インテリジェンスはただで何かを手に入れる力にもなる
- まとめ
ファイナンシャル・インテリジェンスの定義
大事なのはいくらお金を作れるかではなく、自分の手元にいくらお金をおいておくことができるか、そのお金をどれくらい効率的に働かせることができるか、何世代にわたって維持していくことができるかだ
「お金を作る」というのは「収入を増やす」という意味です。金持ち父さんはいくら収入を増やせるかではなく、どれだけ資産を増やすことができるか、資産をどれだけ高い利回りで運用できるかが重要だと言います。
金持ち父さんの教えの1つである、まず自分に支払うというのは、収入があったらまず資産を買うという意味です。
ファイナンシャル・インテリジェンスを支える4つの柱
ファイナンシャル・インテリジェンスは4つの専門的分野の知識から成り立っています。
詳しくはこちらをご覧ください。
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ファイナンシャル・インテリジェンスの必要性
キャッシュフロー・クワドラントの右側で成功するためにはファイナンシャル・インテリジェンスが必要だ
キャッシュフロー・クワドラントの右側とは「ビジネスオーナー」および「投資家」の人がいるポジションです。
だからと言ってキャッシュフロー・クワドラントの左側、つまり「従業員」や「自営業」の人には関係無いかというとそういうわけにはいきません。お金持ちになって経済的自由を手に入れるためには最終的には「投資家」のクワドラント(Iクワドラント)に来なければならないからです。
どうあってもファイナンシャル・インテリジェンスは必要というわけです。
ファイナンシャル・インテリジェンスの恩恵
市場が変化するたびに、仕事を失い、新しい仕事のために頭を下げて回る人がいる一方で、人生が与えてくれた「ちょっとしたもの」(だれだって一生に何度かはこんなチャンスが与えられる)を見逃さずにつかまえ、そこから大金を作り出す人が出てくる。それを可能にするのがファイナンシャル・インテリジェンスだ。
ファイナンシャル・インテリジェンスが身についていると市場の動向に関わらず、むしろ市場が暴落している時ほどたくさんのお金を稼げるとロバート・キヨサキさんは言います。
近年では市場の動きが活発ですから、それこそチャンスがごろごろ転がっていることになりますね。
例えばギリシャ問題なんかも市場の暴落を引き起こすトリガーになります。
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ファイナンシャル・インテリジェンスはただで何かを手に入れる力にもなる
賢い投資家になるためには、単なる投資収益率以上のものに注意を払わなければいけない。つまり、元手を回収したあとにただで手に入る資産だ。これこそがファイナンシャル・インテリジェンスだ。
言い換えれば、ファイナンシャル・インテリジェンスを養うといかに短期間に元手を回収できるかに注意を払えるようになります。
例えば、値上がりしそうな株を買って、1週間から1ヶ月ほど待った後、元手に相当する部分を売ってしまえばもう元本割れする心配はありません。さらに回収したお金を使って別のところに投資できます。
詳しい説明や具体的な例はこちらのページをご覧ください。
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まとめ
ファイナンシャル・インテリジェンスとはすなわちお金の知性です。
お金に関するあらゆることを知り、お金に対する考え方を正しくすることがまず大切です。次に稼ぎ方、守り方を覚えて運用していくことです。