資産運用の目安として、生活費×6ヶ月分を超えるお金を預金以外にまわすというものがあります。そのためにも1ヶ月あたりの生活費を知っておく必要がありますね。
そこで、このエントリーでは1ヶ月あたりの生活費を算出する方法をご紹介します。
生活費とは
いざ生活費を算出しようとすると、「あれ?生活費って何が当てはまるの?」と思うかもしれません。そこで、生活費を定義し、そこに含まれる費目をはっきりさせておきます。
では生活費の定義です。
生活費(せいかつひ)とは、人が生存していく上で最低限必要な経費。 または、個人がその生活水準を維持するのにかかる費用。 生計費ともいう。
生活費の費目
続いて、生活費がどこからどこまでなのか、という費目を考えます。
人が生存するだけなら、衣食住にかかる費用、すなわち衣料費、食費、住居費だけが生活費になります。しかし日本では健康で文化的な最低限度の生活が保障されているのでこれだけを生活費として考えるのは妥当性に欠けます。そこで、生活保護の制度を参考に医療費、光熱水費、移送費、娯楽費、教育費なども生活費として考えます。
生活費の費目を次のように決定しました。
- 移送費
- 衣料費
- 医療費
- 外食費
- 教育費
- 銀行手数料
- クリーニング代金
- 娯楽費
- 交通費
- 公共料金
- ガス
- 水道
- 電気
- その他ゴミ収集等
- 自動車関連費
- ガソリン
- 修理維持
- 駐車場
- 通行料
- 住居費
- 消耗品費
- 食費
- 書籍費
- 接待交際費
- 通信費
- 電話代
- 日用品費
- 保険料
- 医療保険
- 自動車保険
- 生命保険
- その他保険
生活費の計算
それでは生活費を実際に計算します。
生活費は月々異なるので、1年間の生活費を12で割った値を1ヶ月あたりの生活費として考えるのがいいでしょう。式は次のようになります。
[各費目の合計]÷12=[1ヶ月あたりの生活費]
また、計算する期間は前年の4月1日から今年の3月31日までがいいでしょう。1年未満の期間で計算するならその月の末日で区切ります。
また、生活費を計算し、アドバイスしてくれるツールもあります。
まとめ
1ヶ月あたりの生活費の平均は21.0万円だと言われています。
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老後にゆとりある生活をしようと思ったら夫婦で1ヶ月あたり35万円かかると言われていますので、今の生活費を月額21万円程度に見つつ、生活費×6ヶ月分を超えるお金を預金以外にまわして投資するのが無難でしょうね。