『ユダヤ人大富豪の教えⅢ』願望を実現するエネルギーの使い方
願望を実現するには行動するためのエネルギーが必要です。
今回は『ユダヤ人大富豪の教えIII ~人間関係を築く8つのレッスン』から、このエネルギーに焦点を当てて、願望を実現する方法をご紹介します。
ユダヤ人大富豪の教えIII ~人間関係を築く8つのレッスン (だいわ文庫)
- 作者: 本田健
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2013/04/12
- メディア: 文庫
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エネルギーの源
願望を実現するエネルギーの源は人間の頭の中、つまり願望に対する考えです。
この考え方には、「幻想」、「夢」、「目標」、「予定」の4つのレベルがあります。そしてそのレベルに応じてエネルギーの量が変わります。
しかし、このエネルギーは多ければ多いほど良いわけではありません。
幻想や夢の場合は、それを実現するためのエネルギーがなさすぎるし、目標になると、エネルギー過剰になる。
僕達は目標を掲げた時、それが実現するかどうか不安なので頑張ろうと意気込むエネルギー過剰条第になってしまいます。
人は、当たり前にできること、つまり予定は頑張りません。目標に向かって頑張るということはもうその時点であなたは無理をしているのです。
だから願望は予定レベルまで落とし込めるとベストです。
願望は「自分の願望」でなければいけない
当たり前のことだが、まず実現したい夢が、君のものである必要がある。しかし、驚くべきことに、多くの夢が、他人のものである可能性が高い。
願望に向かって努力しようと思った時に、確認しておきたいことがあります。
それはその願望は「自分の願望」かということです。
動機が他人のためであれば、遠からず、エネルギー切れを起こすだろう
エネルギーロスを少なくする
あなたの頭の中から生まれたエネルギーは、あなたがどう使うかでその威力が変わってきます。
エネルギーを効率よく使うには、まずロスを少なくすることです。
自分が本当にやりたいことにフォーカスしていれば、たいていのことはかなう。
本当にやりたいことにエネルギーを集中させれば、当たり前ですがロスを極力少なく抑えることができます。
しかしこれは難しいもので、「なにかやろう」と思った時はたいていの場合最初に「うまくいくかな?」と考えます。そしてうまくいくかどうか考えだしてしまうと、うまくいかない可能性にばかり目がいって、不安を感じるようになります。
すると当初あったエネルギーがどんどん無くなっていきます。
ではどうやったらいいかと言うと
「うまくいくかどうか」ではなく「どうやったらできるか」と考える。
これが成功する人と普通の人との決定的な違いだそうです。
ロバート・キヨサキさんも『改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』の中でこう述べています。
「どうやったらそれを買うためのお金を作り出せるだろうか?」と自問すれば頭が働き出す。
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)
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未来と過去のエネルギーを統合する
ポジティブな人は未来にエネルギーを集中しすぎる傾向があり、ネガティブな人は過去にエネルギーを集中しすぎる傾向があります。
どういうことかと言うと、ポジティブな人は未来について考え、語り、これからどうするのかに、すべてを集中させています。一方ネガティブな人は過去がどうだったか考え、どうするべきだったかを後悔するのに、すべてを集中させています。
感情に振りまわされないで、君たち本来の人生をつくるには、過去と未来に対するエネルギーのバランスを取ることが大事だ。
だからポジティブで未来のことにエネルギーを集中させている人は過去についてのワークをたくさんやってみましょう。
ネガティブで過去のことにエネルギーを集中させている人は未来に向けて計画を立ててみましょう。
すると、未来と過去のエネルギーのバランスが取れ、現在に意識を集中させることができます。
いま、心から楽しめることを全身全霊でやりなさい。その生き方が君に、魂の喜びと経済的な豊かさを同時にもたらしてくれるだろう
まとめ
ここまでの話をまとめると、願望を実現するためのエネルギーの使い方は次のようになります。
- 願望は「予定」、少なくとも「目標」まで具体的に落とし込む
- 「どうやったらできるか」と考えて本当に自分がやりたいことにエネルギーをフォーカスさせ、ロスを少なくする。
- 過去と未来のエネルギーのバランスを取り、現在に意識を集中させる
エネルギーが過剰に必要な状態、つまり頑張って「無理」をしないようにしてください。その状態がまさしく人生を苦しく、つまらないものにしているのです。
なんにせよ、僕たちは先のことを考えすぎる傾向があるのかもしれませんね。ある意味大人の方が子供よりビビリなのかも。