とらすとーる

SE×FPの他愛もない雑記。

はじめての独学会計4ステップ

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これまで会計を学んだことのない人にとって会計学はとてもハードルが高く感じられる学問です。そりゃそうです。会計は大学で専攻して学ぶものですから、学生時代に他の分野を専攻していた人にとっては、「あ、私は専門じゃないから無理」と感じるのです。逆に経済学部だった人が「工学とか無理」とか言ってるのと同じですね。

しかし、やったことがない人でも、公認会計士にはなれなくても基礎を身につけることはできます。しかし独学となると大学のようにカリキュラムなんてありませんから、何から始めていいのかわかりませんよね。

そこで今回は会計を独学したい人に主に向けた会計入門4ステップをご紹介します。

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金持ち父さんのファイナンシャル・インテリジェンスとは?

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人々が経済的に苦しんでいる理由は、何年も学校に通いながら、お金について何も学んでいないことにある。学校で、人はお金のために働くことを学ぶ。だが、お金を自分のために働かせることは知らないままで一生を終わる。

ロバート・キヨサキ

ロバート・キヨサキがこれまでに記してきた「金持ち父さんシリーズ」の中のいたるところに登場するキーワード、ファイナンシャル・インテリジェンス(ファイナンシャルIQ)。日本語で言うと「お金の知識」です。

ところで、ファイナンシャル・インテリジェンスの本質とは何でしょうか?

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『ファイナンシャルインテリジェンス』ってどんな意味ですか?... - Yahoo!知恵袋

今回はこのファイナンシャル・インテリジェンスというものの概念を整理します。

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投資信託をこれから始めようと思う人のための基礎知識まとめ

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年金に対する不安、増税、インフレといった様々な要因によってお金に対する不安が日本中に蔓延しつつあります。これは日本人なら誰でも感じていることでしょう。

いい会社に入って毎月安定した給料をもらい、老後は国や会社に面倒をみてもらうといった人生の安定ルートが揺らいでいます。つまり、定年まで会社勤めをしても老後が不安な世の中になってきたのです。

産業時代のルールから情報時代のルールに変わりつつあるのです。

そして「確定拠出年金」という仕組みが世間に広まり、もはや誰もが投資せざるを得ない時代になってきました。

そんな中で「投資信託でもやってみようかな」と思う方もたくさんいらっしゃいます。しかし投資信託は元本が保証されません。当たり前ですが誰もが損をしたくないため、定期預金や財形貯蓄とは違ってとても慎重になります。投資信託をやろうと思った人の最初の悩みは損をしたくないから慎重に準備したいけれどそもそも何を知っていればいいかわからないことです。

そこで、この記事では投資信託をこれから始めようと思う人が最初に知っておくべき基礎知識についてまとめます。

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投資をするなら知っておきたいミクロ経済学入門の知恵

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年金や保険で定年後の生活費を賄えなくなってきた今、日本国民は長寿に備えて投資せざるを得ない。自分の資本が多かれ少なかれ、投資家になるということだ。一億総投資家時代だ。

投資をすると少なからず経済の折に触れる。であれば、経済について学んでいないというのはリスクだ。投資先が経済的に見て優秀かどうかの判断ができず、そこに不確実性が生まれるからだ。

僕は大学の専攻に関わらず、基礎教養として経済学を学ぶべきだと思う。

とは言え、理系の僕にとって、経済学をガッツリやるのは腰が重い。そんな中で『ミクロ経済学入門の入門』は、経済学を知らない人にわかりやすく教えてくれる。

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この成熟した日本で生き抜くために必要なのは「つなげる力」

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僕たちが「正解」を求めるようになったのはいつからだろうか?

僕たちが子供の時、問題があればそれと対になるように正解があった。だから、全ての問題には答えがあると信じ込んでいた。

正解主義。問題には唯一の正解が存在し、それを正とする価値観だ。正解と違った結論を出すと、それは間違いであり、悪だ。

この正解を導き出せる力こそ、問題を処理する力、すなわち情報処理力だ。学生時代まではこの能力の高さが物を言う。

だが、大人になって社会に出てみたらどうだろう?

ほとんどの問題には答えが用意されていない。誰にも正解がわからない。それなのに絶対に正解があると信じ、そうでなければダメだと感じてしまう。

答えのない問題に正解を求めてはならない。もともと正解など無いからだ。

こういった問題には自分も他人も納得できる結論、すなわち納得解で答える。

この納得解を導き出せる力は情報編集力だ。つまり、今ある情報をつなげる力だ。

このつなげる力について、記されているのが藤原和博著の『つなげる力―和田中の1000日 (文春文庫)』だ。

この本のテーマは「つなげること」である。

現代社会のさまざまな問題は、「つなげる」ことでドラマチックに解決していく。「つなげる」ことでまったく新しい地平がみえてくる。

つなげる力―和田中の1000日 (文春文庫)

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知識ゼロでも1日でサクッと読める!会計学の入門書2冊

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会計学は会計力、すなわちファイナンシャル・リテラシーを高めるのに役立つ学問です。

そして、会計力を活かした売掛金、買掛金、帳簿の管理といったビジネスプロセスはB-Iトライアングルのシステムにあたり、重要なファイナンシャル・インテリジェンスの1つであると言えます。このあたりの詳しい内容については『金持ち父さんの起業する前に読む本』を一読ください。

ファイナンシャル・リテラシーは言葉と数字を知るところから始まる

金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント

ということでこの記事では言葉を知るのに役立つ本をご紹介します。

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たった4つ、しかも基本的なことだけ!お金持ちになるための知識と勉強法は?

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金持ち父さんから教えてもらった教えに従ったおかげで、私は若くして、他人に雇われている人間がおちいるラットレースの罠から抜け出すことができた。そうすることができたのは、金持ち父さんからの教えを通して私がそれまでに身につけていた、金銭に関する知識のおかげだった。

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

この金銭に関する知識は、金持ち父さんシリーズではファイナンシャル・インテリジェンスまたはファイナンシャルIQと呼びます。

このファイナンシャルIQを身につけるということは、次の4つの専門的分野の知識を身に付けるということです。

  • 会計
  • 投資
  • 市場理解
  • 法律

しかし、これらを勉強する上で気を付けないといけないことは、弁護士や会計士になるほど勉強してはいけないということです。

かといって、弁護士や会計士になれと言っているのではない。それは君にとってかえって遠回りになるだろう。でも、基本的なことを知らなければ、金持ちになるスピードはぐっと遅くなってしまう。

ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)

つまりは基礎知識をひたすら頭に叩き込めということになりますね。とりあえず入門書を読んでみるだけでも全然違うと思います。知識が全くないのと少しでもあるのとでは、0と1では大きく異なります。

この記事では、それぞれの知識と勉強法についてまとめてみます。備忘録、あるいはシラバスとして使って頂けるといいと思います。

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