金持ち父さんから教えてもらった教えに従ったおかげで、私は若くして、他人に雇われている人間がおちいるラットレースの罠から抜け出すことができた。そうすることができたのは、金持ち父さんからの教えを通して私がそれまでに身につけていた、金銭に関する知識のおかげだった。
この金銭に関する知識は、金持ち父さんシリーズではファイナンシャル・インテリジェンスまたはファイナンシャルIQと呼びます。
このファイナンシャルIQを身につけるということは、次の4つの専門的分野の知識を身に付けるということです。
- 会計
- 投資
- 市場理解
- 法律
しかし、これらを勉強する上で気を付けないといけないことは、弁護士や会計士になるほど勉強してはいけないということです。
かといって、弁護士や会計士になれと言っているのではない。それは君にとってかえって遠回りになるだろう。でも、基本的なことを知らなければ、金持ちになるスピードはぐっと遅くなってしまう。
つまりは基礎知識をひたすら頭に叩き込めということになりますね。とりあえず入門書を読んでみるだけでも全然違うと思います。知識が全くないのと少しでもあるのとでは、0と1では大きく異なります。
この記事では、それぞれの知識と勉強法についてまとめてみます。備忘録、あるいはシラバスとして使って頂けるといいと思います。
会計
会計力とはファイナンシャル・リテラシー、つまり数字を読む能力だ。
ファイナンシャル・リテラシーは数字を読む、そして書く能力です。つまり簿記ですね。
会計学は学問の1つなので至る所に入門書があります。
財務諸表の作り方はこちらをご参照ください。
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投資
投資は「お金がお金を作る科学」だと言える。これには戦略と方式が必要だ。
まずは『金持ち父さん 貧乏父さん』で言うところのレベル4、つまり長期的投資家を目指して勉強してみることだと思います。このレベルでは堅実な株と投資信託に投資をするのがいいので、まずは投資信託の入門書などを読んでみることをおすすめします。
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本屋で投資信託本を買う前に……無料で手に入る良質な本がある!
この記事では無料で投資信託のガイドブックを手に入れる方法を紹介されています。本を買う前に1度目を通してみることをおすすめします。
市場理解
これは需要と供給の科学だ。市場を理解するには、投資のファンダメンタル、つまり投資に関する基本的な情報や、経済的側面に加えて、市場のテクニカルな側面、いわば人為的側面を知る必要がある。
これは経済学が基礎です。これも学問的な入門書がありますからそれを読んだり、金融・投資関係のセミナーや口座に出席したりしてみるといいでしょう。情報誌を定期購読するのもタイムリーな市場の動向が手に入るので有効です。
法律
会計、投資、市場に関する専門知識のまわりを「会社」という殻で包むと、資産を大幅に増やすのに役立つ。
これを読むと会社法が真っ先に思い浮かびますが、僕はまず租税法を勉強した方がいいと思います。今の自分に必ず直接的に関係していますし、会社法とも絡んできます。特に所得税法の基礎控除の仕組みを知ってしまうと唖然としてしまうと思いますので是非勉強してみてください。
この分野は知れば知るほど無知な自分が発見できるので面白いと感じられることでしょう。
まとめ
ここまでざっと勉強法も絡めてまとめてみましたが、4つも一気に勉強しようとするとしんどいと思います。
出来る範囲で、興味のあるところから、少しずつやっていけばいいと思います。
基本は広く浅くです。