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SE×FPの他愛もない雑記。

収入源を増やす前に知っておきたい3つの所得

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多くの人はお金を稼ぎたいと思った時、「働いて稼ごう」と考えます。例えば学生のアルバイト、主婦のパート、サラリーマンの転職がこの発想によるものです。

世の中にはお金を稼ぐ方法が働く以外にもあります。ぶっちゃけ投資などがそれにあたるのですが、今回は「投資は危険だから避けた方がいい」という考えは一旦捨てて、お金を稼ぐ方法がこんなに存在していてそれぞれにいいところと悪いところがあるんだなということを知って頂ければと思います。

そもそも所得とは

そもそも所得とは何でしょうか?所得とは所得税の課税対象額です。

収入と所得の違いについて ・ 収入とは自営業の場合には売上金額、サラリーマンの場合には源泉徴収額(所得税 等)や社会保険料等を差し引く前の額。 手取り額ではなく、総支給額から交通費を差し引いた額です。 ・ 所得とは収入から必要経費を差し引いた額です。

収入と所得の違いについて

所得の種類

所得の種類は正確には国税庁によって10種類に分けられています。

  • 利子所得
  • 配当所得
  • 不動産所得
  • 事業所得
  • 給与所得
  • 退職所得
  • 山林所得
  • 譲渡所得
  • 一時所得
  • 雑所得

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所得の区分は10種類

金持ち父さんの所得の種類

さて、この10種類の所得は、さらに大雑把に3種類に分けることができます。具体的には、『金持ち父さん 貧乏父さん』に次のように記されています。

会計的見地から見ると、所得には次の三種類がある。

  1. ふつうの勤労所得
  2. ポートフォリオ所得
  3. 不労所得

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ふつうの勤労所得

ふつうの勤労所得には10種類の所得のうち

  • 自営業の事業所得
  • 給与所得
  • 退職所得
  • 勤労性のある雑所得

が当てはまります。自分が働かなければ得られない所得ですね。

ふつうの勤労所得のメリット

ふつうの勤労所得のメリットは、給与所得の場合は特に、毎月安定した所得が得られることです。働いた時間に比例して所得が一定の割合で増加することも利点です。

ふつうの勤労所得のデメリット

ふつうの勤労所得のデメリットは、労働をやめれば収入も無くなるということです。これまでどんなに安定して稼げていたとしても、仕事をやめれば途端に無収入になります。これは不慮の事故や病気になって仕事を続けられなくなった場合でも一緒です。

また、税金や保険料が所得に比例して上がる上に、その対策手段が乏しいことも欠点です。せいぜいふるさと納税くらいですね。

不労所得

不労所得には10種類の所得のうち、

  • 不動産所得
  • ビジネスオーナーの事業所得
  • 山林所得
  • 印税などの雑所得

が当てはまります。自分が働かなくても得られる所得です。

不労所得のメリット

不労所得のメリットは自分が働かなくても所得が得られることです。そのため、空いた時間を使って、増やすことが可能です。特に不動産所得は利益が予測しやすいため、安定感があります。また、税金が低いということも挙げられます。

不労所得のデメリット

不労所得のデメリットはリスクがあることです。例えば不動産の場合、空き家や地震・火災などの災害のリスクがあります。

ポートフォリオ所得

ポートフォリオ所得には10種類の所得のうち、

  • 利子所得
  • 配当所得
  • 一時所得

が当てはまります。これも自分が働かなくても得られる所得ですが、紙の資産から得られる所得であるという特徴を持っています。

ポートフォリオ所得のメリット

ポートフォリオ所得のメリットも自分が働かなくても所得が得られることですが、これに加えてリスクの幅が大きいことも挙げられます。不動産が毎月安定的な所得をもたらしてくれるのに対して、紙の資産は売買が簡単で、価値も短期間で大きく変動します。そのため、短期間で大きく稼げるチャンスがあります。

ポートフォリオ所得のデメリット

ポートフォリオ所得のデメリットもリスクがあることです。短期間で大きく稼げるチャンスがあるということは、短期間で大きく損する可能性もあるということです。特にFXはレバレッジがあり、そのリスクの幅は株式よりも大きくなります。

まとめ

所得には大きく分けて3種類あります。

勤労所得以外にも自分の選択肢を広げてみてください。複数の収入源を持つと経済的にとても強くなります。